「昨夜 眠れずに・・・」 尾崎豊の♪太陽の破片 の唄い出しである。


 昨夜眠れずに失望と闘った 君が悲しく見える まちが悲しいから
 昨夜一晩中欲望と闘った  君を包むものすべてが僕を壊すから

 すり変わってゆく 現実との狭間に描いた夢が愛を傷つける
 暮らしはただ街明かりに照らされ 何を信じるの どこへ向かうの  
 僕の手も握らずに消えるのはなぜ

 誰も手を差し伸べず 何かに怯えるなら
 自由 平和 そして愛を何で示すのか
 だから一晩中絶望と闘った 僕はただ清らかな愛を信じている


尾崎豊は この普遍的な大人の苦悩を
22歳にして見事に歌い上げていたのである。