涙が一番の目薬だな

金曜日は二男の中学校卒業式。

昨日はリバソンカラオケ。



・・・と、イベントづくしの週末だった。



この支配からの卒業。



27年前、ラジオから流れてきた尾崎さんの♪卒業♪。
卒業式なんて、単なる節目の儀式程度の冷めた俺だった。
メディアが制服の第2ボタンとか言い出した頃だったな。



今回の中学校卒業式は、それとは全く違っていた。
個々の生徒はそれぞれの思いがあるだろうから、一括りには出来ないだろうが、
総じて『さわやか』『晴れやか』だった。



名前を呼ばれて返事をしないような、そんなひねくれ者はいない。
学校自体の風土かもしれないが。



中でも胸を打たれたのが、障害のある子の授与の時だった。
先生に車椅子を押されながら、一緒に卒業証書を受けていた。
もたもたした姿が余計に心をゆすされた。






卒業生退場。
泣いてる子は当然に印象的だが、それ以上に、笑顔で前を向いて歩いていく子たちの姿がまぶしくたくましく見えた。



子供たちは未来を信じて前を向けている。
それを大人の論理で歪めてはいけない。
前を向けていないのは大人なんだよな。



今日は3.11
今、この時に何をやるべきか?何が出来るだろうか?



メディアや著名人は、国や政治が悪いと言う。
誰かのせいにするのは簡単なことだけど、本当にそうなのかな?
俺はこれだけやってるのに〜じゃなくて、俺にはまだまだ至らぬところだらけだと思いたいものだ。



息子の卒業に便乗して、自分の半生を振り返ってみる。
社会人になった頃、卒業という儀式の無いノッペリと淡々と過ぎてゆく日常がとても脅威に思えた。



だけど、今までの社会人人生の中で、俺なりの卒業を何度か経験してきたと言える。
自分自身の中で卒業していけるチカラがついて、俺も大人になった。



あと何度 自分自身 卒業すれば、
本当の自分にたどりつけるだろう?






闘いからの卒業。