徒然なるままに日暮らし
徒然なるままに、
日暮らし、硯に向かいて心に写りゆく良し無しことを
そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ もの狂おしけれ
(徒然草 序文)
高校生の時は、今いちピンと来なかったケド、
今なら、作者・吉田兼好の気持ちがわかる。
まさしく、躁うつ病持ちの心情が描写されている。
とても内省的なエッセイだ。
はっきり言って、暗〜い。
そんな作品だとは、全然気づいてこなかった。
なぜ、こんなにも暗〜い作品がずっと伝え続けたのだろうか?
尾崎の作品でいうなら、
『永遠の胸 -Eternal Heart-』だ。
♪人はただ、悲しみの意味を探し出すために生まれてきたのか♪
普遍的な苦悩は、いつの時代も変わらずに心の奥底にあり、
それは 人間として生まれた者の宿命なのだろう。
一番の幸せは何ですか? と聞かれたら、
「この世に生を受けたことです」
・・・と、すぐさま元気に答えれる、
オレはそういう人間になろうとしたい。
まもなく今年も・・・終戦日がやってくる。