虚像に負けそうな時…

虚像に負けそうな時がある。
周りが思う自分に合わせて生きることはとても楽。

しかし、実は自分の中には誰も知らない僕がいる。
そして自分を捉える不可能な夢が偽善に染まる気がして
答えはすぐに打ち消され矛盾になる。

誰も知らない僕より実は虚像の方が普遍性があるにもかかわらず
自分らしく生きようと思う余りに自分をさらけ出す時、それが矛盾になる。

そしてうつ病と診断される。
症状は「死にたくないし、死ぬのは恐いけど… 死ぬしかない」と思うようになる。

川端康成はガス自殺、太宰は入水自殺、三島由紀夫はあの有名な「市ヶ谷事変」。
表現者たるもの みな自虐的にならざるを得ない。

そして俺も「働く詩人」。
今日も自問自答を繰り返す。それしか自分の道を切り開く手段などないし、成長し
ない。

(太陽の瞳・LOVE WAY/尾崎豊 より一部引用)