楽苦美〜

ラグビー界のプリンスと言えば、平尾誠二さん。



オレが高校生の時の憧れであり、目標としていたプレイヤーであります。



世間的には、
ドラマ&映画『スクールウォーズ』のモデルとなった伏見工業高校
初優勝した時のキャプテンと言った方がわかりやすいだろう。



ゆうべ、講演会があったので家族揃って聴講に行ってきた。



最初は疲れ気味に見えたが、話し始めると軽快だった。
原稿無しにスラスラと約1時間。
立派なもんである。



・・・と同時に、
やはり、実績・結果を出した人の話は説得力がある!
と思った。



そして、
俺もラグビーにおいて
誰もが認める「わかりやすい実績・結果」が欲しいと純粋に思った。
ラグビーが好きですから。



うちの奥さんが、
こっそり、ラグビーボールを持ってきていた。



終了後、出待ちをしていたら現れてくれた。
中3の長男がボールとマジックを持ちながら、
「サインお願いします」とつぶやいた。
真横でワタクシが平尾さんに向かって、
「将来の日本代表です」と言ったら、
平尾さんが
「イイ体してるねえ」と長男に言ってくれた。



次男も握手してもらい、
夢に対する大きな一歩を踏んだようであった。



妻はただのミーハーと化していた。
そもそも、家を出る前から、ドキドキしていたしネ!



俺は俺で・・・
20年前の秩父宮ラグビー場でのスコットランド代表vs日本代表を回想していた。



89年5月の連休明け。
まだ夏が来てなかったがあの日だけは暑かった。
当時、俺は大学4年だったが、まだ就職活動前でノンビリとしていたなあ。



「どうせ負けるだろう」と思っていた試合。
たまたま、バイト仲間に誘われての観戦。



座る場所が無かったので、通路階段に腰掛けていた。



「あれ?まさかの・・・」



日本代表が発祥国に勝った試合、
歴史的勝利を
俺は目の当たりにした。



あの時、感情をなかなか言葉に出来ず、
ただただ興奮していた・・・と記憶する。



観戦後、確か、カフェブレイクした後に外に出たら、
平尾さん、大八木さんら数人が外苑前交差点で信号待ちしていた。



バイト仲間と俺は歩みよっていき、
「ありがとうございました!」と言って握手をしてもらった。



あれから20年が経ったが、
平尾さんは相変わらずカッコイいかった。



堅く握手をしてもらい、なぜだかすごく元気になった。



平尾さん、また会いましょう!